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あなたは、 Count 人目に帰ってきた方です。
最終更新日 2004.02.18
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2001年冬の北海道旅行
2001年冬・・2年半ぶりに北海道に行って来ました。
どんな旅をしてきたのかをまとめてみました。よろしかったら読んでみてください。

また、感想等を聞かせてください。よろしくお願いいたします。

序章・・
突然思い立った旅立ち
2月最初の週末・・テレビでやっていた北海道の番組を見ながら「行きたいなぁ〜」そして、 「連休に休みを絡めれば5日間いけるのに・・」と考えていた。
そこでちょっと調べてみました。流氷の状況、天気、飛行機の空席状況・・
そしたらますます行きたくなって・・ 6日に休暇願を無理矢理(?)出して(連休を含めて6日間申請・・)、 仕事帰りに飛行機のチケットをとって北に行くことを決めた。 今回の目標は「流氷」と「熱気球」だ。

2月8日(木)
いざ北へ!
行きの飛行機はJAL537便女満別行きだ。女満別への飛行機は初めてだ。 ラッシュをさけるために早めに家を出て羽田空港へ。空港で往復の航空券を受け取り、ゆっくりとコンビニのおにぎりを食べ出発を待つ。 飛行機は定刻10時35分、羽田を飛び立つ。 遠くに富士山や中禅寺湖を眺めて宮古からは海上を飛ぶ。 左手に襟裳岬が見えてきた。海岸線は晴れている。海上には白い筋上のものが・・ 白いものといえば・・たぶんこれは流氷だと思う。 白い筋は海上の所々にあり、襟裳の方まで漂っていっている。 釧路上空から内陸に入りさらに北上する。 しばらくすると雲がでてきてシュンクシタカラ湖は見えなかったが阿寒湖は一瞬の雲の切れ間から見えた。 津別付近から雲が切れて女満別に定刻12時15分到着。

写真集JAL537便

空港には網走に住んでいる知り合いに車で迎えにきてもらった。 車は網走湖沿いから網走市街を抜け北浜へ行く。網走湖ではワカサギ釣りをしている人たちが結構いた。 北浜の「麦わら帽子」でモツカレーを食べる。意外な組み合わせだがおいしかった。 食後、北浜駅で「流氷ノロッコ号」を見てから涛沸湖で白鳥を見学しウトロまで送ってもらった。

写真集北浜・涛沸湖

北浜には流氷がなかったが斜里をすぎて日の出から道が海岸沿いにでると海に白いものが・・ 今まで冬の北に来ても、なぜかほとんど見ることのできなかった流氷が一面に広がっている。 最初は北浜まで送ってもらう予定だったがウトロまで送ってもらいとても助かった。ありがとう!

写真集流氷・ウトロ

ウトロからは斜里バスに乗り知床自然センターまで行き、知床岩尾別YHの迎えの車に乗り換え岩尾別へ行く。 道の途中で大きなエゾシカの雄を目撃する。立派な角が印象的だった。
冬の知床岩尾別YHに泊まるのは初めてである。今日の宿泊者は10数人だ。夏と違ってちょっと静かな雰囲気である。 部屋でちょっと寝て夕食を食べる。今日のメニューは鮭のチャンチャン焼きであった。
食後・・風呂に入り、YHの外にできたかまくらの中でティータイム。 このかまくらはもともと雪捨て場にためた雪の中を掘り作ったそうだ。 雪がとけて崩れるまで使うそうだ。中は結構広く暖かかった。
ウトロのオーロラファンタジーを見に行っていた人が戻ると「歌ミ」こと歌のミーティングが始まった。 冬の間は毎日歌のミーティングをやっている。内容は歌と踊りである。 踊りはちゃんと振り付けの指導付きで参加者全員で一緒に歌って踊る。 みんなで歌ったり踊ったりしていると昔の雰囲気を思い出しとても懐かしかった。
ミーティングの後は明日からに備えて早めに就寝。

写真集知床岩尾別YH


2月9日(金)
−28度
午前3時前・・バタバタという物音で目覚める。どうやら寒さで自家発電の重油が凍ってしまい、電気が落ちたらしい。 電気が落ちれば水道なども連動して止まってしまう。どうなるんだろう・・
朝、7時前に起床。やはり電気や水道は止まり建物の中は全体的に冷えている。 外にでてみると寒暖計は−28度を示している。そりゃ重油も凍るはずだ・・
夜中は−30度以下になっていたそうだ。(−30度以下は計測不能・・) ちなみに天気は快晴である。朝日がとても気持ちいい。 しかし、−28度と言うのはすごい世界である。 息をすれば鼻の中が凍るのがわかる。ちょっと大きく息を吸うと肺が痛む。 その昔、−20度の層雲峡で一瞬で濡れたタオルが凍るのを体験したことがあるがそれ以上の寒さだ。 しかし、東京などの寒さとは違いカラッとしている。その為か温度ほどには寒くは思わない。
朝食は8時にちゃんと出た。(どうやって作ったのだろう・・) そのころには発電器も動きだし一部の水も出だした・・ と思ったら今度は水道管に亀裂が・・大丈夫だろうか・・

写真集知床岩尾別YH Vol1

8時45分、「流氷ウォーク」に出発。YHの車でウトロの幌別橋の下まで送ってもらう。 ここで「流氷ウォーク」用の特製のドライスーツを服の上から着て、専門のガイド兼インストラクターにつれられて9時15分、流氷に降りる。
本来、流氷には絶対乗ってはいけないと言うのが鉄則である。 流氷の隙間から海に落ちたら最悪の場合2度と海面に出ることができないからだ。 仮に出られたとしても寒さで参ってしまうだろう。 2度と地表に出られないという点では湿原にある「野地眼」に似ている。 歩いていると所々に危なそうな場所がある。亀裂が入っていたり、氷が薄かったり・・
このツアーではインストラクターが歩いたあとを歩く。万一、海に落ちてもドライスーツを着ているので浮力もあるし、 保温もされているので安心して流氷の上を歩くことができる。
最初は流氷の説明を聞いたり、オジロワシやオオワシの観察をしたり・・ しかし、自分が海の上を歩いているなんて何とも不思議な気分だ。
途中で手頃な大きさの流氷を持って帰るように言われていたので、 ちょっと大きめの流氷をみんなで小さく割って持って帰ることにした。 何度か流氷を割っているとき・・事故発生。一緒に流氷を割っていたホステラーの額に流氷が直撃して流血してしまった。 すぐにインストラクターに応急処置をしてもらう。 小さく割った流氷は、みんなで持って帰ることにして順番に持つ事にした。しかし・・重い。
途中、氷の薄くなっているところで海に落ちてみる。これが結構楽しい。みんなで何度も落ちて遊んでいた。 氷の上に上がろうとするとどんどん氷が割れていったりしてジタバタしたりした。 でも、ドライスーツのおかげで冷たさや濡れると行った心配もないのでジタバタすることを楽しめた。 もしも、これが普通の格好であったらと思うと・・
10時30分、陸に上がり、ドライスーツを脱いで、迎えに来てくれたYHの車に乗りウトロに行く。 ウトロに最近できたコンビニ「セイコーマート」で昼食のとんかつ弁当を買いYHに戻る。 途中、たくさんのエゾシカを目撃した。

写真集流氷ウォーク Vol1
写真集流氷ウォーク Vol2
写真集流氷ウォーク Vol3

YHに戻ってみんなで昼食をとる。また怪我の手当も行われた。

写真集知床岩尾別YH Vol2

12時50分、今度はスノーモービルをやりに出発。ウトロにある「しれとこ自然村」にYHの車で行く。 スノーモービルは1994年3月にトマムでやって以来だ。
「しれとこ自然村」からコースのあるところまで、スノーモービルをちょっと運転させてもらった。楽しい。 途中でYHのヘルパーに運転を代わり、みんなで周回コースのあるところまで雪道を黙々と歩く。 道は圧雪されていないのですぐに足が雪にはまり結構歩きにくい。 しかし、コースに行っても誰もいない。心配してコースの奥に進むとスノーモービルがスタックしていた。 みんなで一緒に掘り起こす。これだけで結構汗をかいてしまった。 そしていよいよコースを回る。2台のスノーモービルを交代で乗りコースをまわる。 いきなりスタックしたり、変なところにつっこんだり、こけたり・・
しかし無理をしすぎた(?)のか一台は故障してしまい、一台のカウルはボロボロになってしまった・・ごめんなさい
慣れてくるとスピードも出せるようになり、かなり楽しい。 また、「しれとこ自然村」のスタッフの人の後ろに乗せてもらってまわってみた。 これがさらに楽しい。自分では絶対に出せないスピードとコントロールで・・笑いが止まらなかった。 15時40分までたっぷり遊んだ。
その後は「しれとこ自然村」の温泉につかる。ここの露天風呂からは眼下に流氷が見えとても気持ちがよかった。
今日は夕日が見れそうなのですぐにあがって16時30分、プユニ岬へ。しかし、残念ながら夕日は見れなかった。

写真集スノーモービル Vol1
写真集スノーモービル Vol2

YHに戻り夕食(今日はとんかつだった・・お昼と同じだ・・)を食べ、あわただしくYHのバスで20時からの「オーロラファンタジー」へ。
期待しないで見に行った「オーロラファンタジー」・・思ったよりよかった。 YHのスタッフはいいポジションをよく知っている。 今日は連休前ということで昨日より宿泊者も増え20数人だった。 「オーロラファンタジー」のあとは会場の奥にある特設滑り台で尻滑りをする。これがかなり楽しい。
ひと遊びして、「ユーカラ」で甘酒をいただき絵はがきを買い、「セイコーマート」でワインとつまみを買ってYHに戻る。

写真集オーロラファンタジー

今日も「歌ミ」をやり、談話室でワインを飲みながらくつろぐ。 一緒に飲んでいたホステラーが持ってきたウオッカをいただいた。アルコール度数96度のお酒だ。 これ以上の度数のお酒は造れないとのことだった。飲んでみると、のどが焼けるように熱い。でも、身体は暖まった。
今日はとても充実した一日だった。いい気分で就寝。

写真集知床岩尾別YH Vol3


2月10日(土)
11年ぶりのクロカン
今朝は暖房がついていて暖かかった。しかし外は相変わらず寒い。今日はちょっと曇っている。
朝食後、あわただしく準備をして「クロカン乙女の涙コース」に出発しようとしたら・・ちょっとしたハプニング発生。 結局YHを出発したのは9時だった。
知床自然センターまでYHの車で行き、ここからクロカンで乙女の涙の展望台へ向かう。 朝方曇っていた天気も徐々に晴れてきた。
今日のガイド兼インストラクターは知床岩尾別YHのヘルパーだ。 彼はまだクロカンをはじめて2週間だそうだ。 でも、その間に十分練習しているようでとてもうまかった。 ちなみに自分がクロカンをやるのは、1990年3月に浜頓別YHでやって以来だ。 まずははじめてクロカンをやる人がいたので板の付け方からはじまった。
9時20分に出発し、「知床100平方メートル運動」の話等を聞きながら森の方へ進んでいく。 久々のクロカンはやはり楽しい。ただ、下り坂で腰が引けてる自分がちょっと情けなかった。 そういえばアルペンのスキーも3年ほどやっていない。 夏に歩けば20分ほどでついてしまう道を写真を撮ったりしながらのんびり進んだので、 乙女の涙の展望台まで約1時間の道のり10時20分に着いた。 途中には沢山のエゾシカがいた。すぐ近くにいるのにまったく我々を警戒せず、 のんびり草を掘り起こして食べていた。
乙女の涙(フレペの滝)は、一部を除いて凍っていた。午前中なので日が陰っていたがきれいだった。 また、今日は何度もオオワシとオジロワシを見かけた。 展望台の対岸の崖にオオワシ(だったよね?)がとまっていてみんなで双眼鏡を使って観察をした。 しかし、色が保護色になっていてなかなか姿を見つけられずに苦労した。
10時50分に展望台を出発。帰りは25分ほどで知床自然センターに戻った。11時15分到着。 クロカンの板を車に積んでYHに戻る。途中、知床連山の見えるところで記念撮影。 ちょうど「流氷ウォーク」に行っていたホステラーも一緒になりみんなで写真を撮った。

写真集クロカン乙女の涙 Vol1
写真集クロカン乙女の涙 Vol2
写真集クロカン乙女の涙 Vol3
写真集クロカン乙女の涙 Vol4

今日の昼食は知床岩尾別YHのお弁当。オリジナルの包装紙がかわいい。

写真集知床岩尾別YH

昼食後は、13時にスノーモービルに行く人たちと一緒にYHを出て「しれとこ自然村」に送ってもらい、 のんびり温泉につかる。昨日はあわただしく入ったが、今日は1時間以上も露天風呂でゆっくりした。 しかも男湯には誰も入ってこなかった。
天気も良く、流氷を見ながら露天風呂でのんびりした。 風呂上がりにはサッポロ「クラシック」の生ビールを飲んで、 ソフトクリーム(美味しかった!)を食べて・・優雅な一時だった。 「しれとこ自然村」からは、そこのスタッフの人にウトロのバスターミナルまで送ってもらった。
ウトロ15時35分発の斜里バスで知床斜里駅に向かう。
日の出までの海岸沿い・・バスの右手にはどこまでも流氷が続いていた。 また、左右あちこちにはエゾシカがいた。 バスはオシンコシンの滝やエゾシカがいるところでは徐行してくれる。 知床斜里駅にバスは定刻16時25分に着いた。

写真集ウトロ〜斜里

釧路行きの列車まではまだ時間があるので、1999年12月末で閉館になった斜里YHがどうなっているか見に行った。
斜里YHの建物はそのままだった。以前、アパートになってしまった部分もそのままだった。 看板によると現在は作業所の宿泊施設として使っているようだ。 しかし、以前あったYH前の空き地には新しい家などが建ったりしていて、 いつまであの建物があるかはわからないと思った。

写真集斜里YH

今日の宿泊は清里イーハトーヴYHだ。
17時17分発の釧路行きに乗っていく。列車は2両編成でやってきたが、1両切り離して知床斜里からは1両だ。 車内は地元の人(特に高校生)や旅行者でいっぱいだった。 清里町で下車。知床岩尾別YHからは4人一緒に移動してきた。
他のホステラーとともにYHの迎えの車に乗る。釧路からの列車はちょっと遅れているようだ。今日はほぼ満館らしい。

写真集知床斜里駅・釧路行普通列車

YHに荷物を置いて18時過ぎに4人で酒菜屋「大田」に送ってもらう。 席は斜里で列車を待つ間に予約したが、カウンターしか空いていないとのことだった。
カウンター席にはホステラーが2人先に来ていた。一緒に飲んで食べる。 この店は安くて美味しいのが売りである。今日も沢山飲んで沢山食べた。(日本酒ごちそうさまでした)
最後に裏メニューの豚丼を食べて、YHの迎えの車に乗せてもらいYHに戻った。

写真集清里イーハトーヴYH・酒菜屋「大田」

明日の熱気球は駄目そうだとのこと・・天気が悪ければクロカンだ。 クロカンは、ぜひ「裏摩周・神の子池コース」に行きたい。 予定としては「エトンビコース」らしいが・・何人かでお願いしてみた。 天候次第でということで話をまとめて就寝。

2月11日(日)
裏摩周から神の子池へ
朝5時前・・上で寝ているホステラーの目覚ましで起きる。
彼は近畿日本ツーリスト主催の「フォトパック」のためにYHに滞在しているカメラマンの先生について5時にYHを出発して、 知床や野付方面に1日撮影に行くそうだ。 もう1人いたホステラーも小清水で熱気球を上げるために5時に起きて出ていった。
外は曇っていて視界が悪い。風はそんなにないが熱気球を上げる天気ではない。 朝食は7時から・・今日はご飯だった。 朝食後・・「道東まるごとパック」できているホステラーがあわただしくスノーモービルをやりに行った。 「道東まるごとパック」は本当に何でもかんでもまるごとパックした内容になっていて、 中身は充実しているがかなりあわただしい行程になっている。

写真集清里イーハトーヴYH Vol1

8時15分、「裏摩周・神の子池ツアー」に出発。
人数が多いので2台の車に分乗して清里峠を目指す。今日はヘルパー2人がガイド兼インストラクターだ。
天気が心配だったが清里峠は晴れていた。
今日もはじめてクロカンをやる人がいるので板の付け方からはじめる。 また人数が多いので準備ができた人からまず裏摩周展望台を目指す。
9時20分清里峠を出発。展望台までは緩やかな上りが続く。黙々と歩いているとだんだんと身体が暖まってきた。 途中写真を撮ったり休憩しながら歩き、裏摩周展望台には10時20分に到着。
天気は薄曇りだが湖は対岸まで見えている。冬に裏摩周展望台から対岸まで見えたのは初めてだ。 湖面は全面凍っていて、動物の足跡のようなものが見える。
休憩してみんなで記念撮影をし、10時45分出発。神の子池を目指す。 ここからは最後の神の子池入口までほとんど下り道か平坦な道である。 途中からは森の中に入り、静寂な世界をのんびりと進む。 相変わらず腰が引けているのでよくこけるが楽しい。 途中でちょっと派手に転んで足を捻挫したようだ。今現在(3月初旬)、まだ痛む。
11時30分過ぎ・・途中で昼食をとる。今日の昼食はYHで作ってもらったおにぎり2個だ。 お湯を沸かしてラーメンをつくっている人もいる。暖かそうだ・・
雪が降ったりやんだりしてきてちょっと冷えてきた。 じっとしているとさらに冷えるので先に進む。しばらく進むと急な下りがある。 ここは1人ずつ順番に降りていく。何度も転びながら雪まみれになって下る。 みんなを待つ間、ちょっと雪が強くなりかなり寒い。 この下り坂・・ヘルパーは転ばずに降りてきた。さすがである。 みんなそろったところで、また、森を進む。 森の中には我々のシュプール以外に動物たちの足跡があちこちにある。 いつの間にか雪もやみ動いているため身体も暖かくなってきた。
13時15分、神の子池到着。池の水は青く澄んでいる。何度見てもきれいなところだ。 十分堪能して13時35分出発。神の子池入口の道路を目指す。
道路に出る少し手前から除雪されているので、ここからは板をぬいで歩く。 14時15分、神の子池入口の道路に出た。車に板を積んでYHに戻る。 ちょっとしたハプニングもあったが楽しいツアーであった。

写真集クロカン裏摩周・神の子池 Vol1
写真集クロカン裏摩周・神の子池 Vol2
写真集クロカン裏摩周・神の子池 Vol3
写真集クロカン裏摩周・神の子池 Vol4

YHに戻りみんなで暖炉の前に陣取り談笑。

写真集清里イーハトーヴYH Vol2

夕方、清里の温泉「緑清荘」に送ってもらい温泉につかる。
温泉のあとは今日も酒菜屋「大田」で飲んで食べて・・
途中から撮影に行っていた人たちもやってきて楽しく飲んだ。

写真集酒菜屋「大田」

今日の宿泊者は昨日より若干減って20人ほど。 明日は熱気球に乗れるだろうか・・飛べば大人数なので小清水の熱気球も飛ぶそうだ。 YHの熱気球「マッキンリー」に乗るか、小清水の熱気球に乗るか・・金額的な面も含めて悩むところである。 でも、自分はYHの「Balloon Junkies」に入っているので「マッキンリー」だ。 明日、熱気球に乗れることを楽しみに就寝。

写真集清里イーハトーヴYH Vol3


2月12日(月)
ミニバルーンフェスティバル
朝、6時に起きると空は曇っている。しかし、徐々に晴れてきているようだ。 今日の朝食はパンだった。朝食を食べていると斜里岳から日が昇ってくるのがかすかに見える。

写真集清里イーハトーヴYH Vol1

ペアレントが小清水に飛べるか問い合わせをしたら向こうはやる気満々で準備をはじめているとのこと。 今日は宿泊者のほとんどが熱気球に乗るつもりだ。 そのため、YHの熱気球「マッキンリー」を含めて5つの熱気球が飛ぶ予定だ。
みんな急いで朝食を食べ出発の準備をする。7時45分、YHやホステラーの車、数台で出発。 熱気球をあげる「小清水ランチサイト」に8時に到着。すでに準備がはじまっていた。
今日の「マッキンリー」のパイロットはYHのペアレントだ。 彼の指示でYHの車から「マッキンリー」のかご(人の乗るところ)と球皮(風船部分)をおろし準備開始。 我々もそれぞれ手伝う。まずは、球皮をのばし、球皮全体がふくらむまで強力な扇風機で風を入れる。 球皮がだいたいふくらんだらガスバーナーで中の空気を暖める。 プロパンガスを使ったガスバーナーが轟音をあげると徐々に球皮が浮かんでくる。 球内の温度と外気温の差がだいたい70度になると浮くそうだ。 パイロットが絶妙に火力を調整して8時55分に立ち上げ完了。
隣では小清水の熱気球「小清水1号」、「小清水2号」、「流氷1号」、「クリオネ」の準備が行われている。 5つが並んでいる様子はちょっとしたバルーンフェスティバルのようだ。なかなかかっこいい。
「マッキンリー」は他の熱気球より早く立ち上がったので9時10分、先に離陸した。
熱気球は離陸の時全くショックを感じない。ふわっと浮く感じがするだけだ。 係留フライトの時と違ってフリーフライトは風に沿って上がっていく。 他の熱気球も準備が出来次第、順次離陸してくる。 自分たち以外の熱気球が近くに4つもあるなんて何ともすごい光景だ。 「クリオネ」が上昇・下降を繰り返しながら徐々に近づいてくる。呼んでみたら返事をしてくれた。 どの熱気球も風向きが一緒なので大体同じ方向に飛んでいる。 雲が出ているので見晴らしはそんなによくないが空から眺める雪原はとても綺麗だ。 かごの中はガスバーナーをたかないでいると全くの静寂の世界になる。 熱気球は風を受けて飛んでいるので乗っている間はほとんど風を感じない。 静かな上空にたたずんでいる様で何とも不思議な気分だ。
「クリオネ」のパイロットがいちばんうまい方だそうでいろいろとおもしろい動きをしている。 風をうまくとらえてぐんぐん進んだり、地表すれすれを飛んだり・・楽しそうだ。 しかし、あの上下に動く様はクリオネと言うよりクラゲだ。
「マッキンリー」も木の上すれすれを飛んだり、見知らぬ人が家から手を振ってくれたり・・楽しい空中散歩だ。
パイロットは、チェイサーと呼ばれる車で追跡をしてくれる地上スタッフのヘルパーと絶えず連絡を取り合って、降りる場所を探している。 川や電線をさけていいポイントを探す。徐々に白い大地が近づいてくる。 熱気球は球内の空気を上部から抜くことで下降する。 パイロットが「もうすぐ降りるよ」と言った次の瞬間・・ものすごい衝撃とともに雪原にぶつかった。 あたり一面が真っ白なので高さを誤ったようだ。 横倒しになりかけたりしたが何とか9時48分、清里町10号3線に無事着地した。
チェイサーもすぐにやってきて、みんなで片づけを開始する。 片づけもいたって単純で球皮の空気を徐々に抜いて畳んでしまうだけである。 大変なのは、かごと球皮を車まで運ぶ作業だ。片づけが済んだらYHに戻る。

写真集熱気球

他の熱気球に乗っていたホステラーも順次YHに戻ってきた。 YHでは早速今日の飛行記録の作成をはじめた。 11時45分の列車で出ていくホステラーがいるのでその人の分から作業開始。 今日は熱気球が5つも飛んだので作業も大変である。 我々はその間、今日も暖炉の前に陣取り談笑。
その後、あわただしくクロカンのツアーに出かけた人たちもいたが、午後はYHでのんびり休むことにした。 お昼も近くなり、おなかがすいてきたので、11時45分で出ていくホステラーを見送りがてら昼食の買い出しに連れて行ってもらう。 清里町の駅で見送りをして、スーパーでお弁当とコアップのガラナを買ってYHに戻る。 みんなでお昼を食べてノートを読んだり話をしたり・・のんびりする。 外は徐々に雲がきれてきていて斜里岳がだんだんと姿を見せはじめていた。
ちょっと昼寝をしているとカメラマンの先生が夕日を見に行くという。 あわてて準備をして一緒に連れて行ってもらう。カメラマンの車でウトロ方面に走る。やはり車は速い。 海岸線に出ると一面流氷に覆われている。 しかし、夕日は雲が出てきたのでちょっと無理そうである。 仕方ないのでエゾシカと妖しくライトアップされたオシンコシンの滝を見て戻ってきた。

写真集流氷
写真集オシンコシンの滝

今日の夕食は「かどや鮨」に行く。ここは新鮮なネタを安く食べることができる。 上にぎりが850円、並にぎりが650円。美味しくいただいた。
2件隣の酒菜屋「大田」を覗いてみると店の座敷はホステラーに占拠されていた。
今日の宿泊者は10数人。今日やってくるホステラーは1人で、あとは全員連泊だ。 その全員が夕食なしでそれぞれ好きな店で夕食を食べている。なかなか珍しい光景だ。

写真集かどや鮨・酒菜屋「大田」

YHに戻ると今日やってきたホステラーが買ってきた夕食を食べていた。 見ると知床岩尾別YHで一緒だった人だ。 話を聞くと、今日、小清水で我々と同じく熱気球に乗る予定だったが、諸事情で乗れなかったのでやってきたそうだ。 言われてみれば、5つの熱気球に挟まれて上げられずにいた熱気球があった。
明日は天気も良さそうである。明日天気が良ければまた熱気球に乗ってから出発しようと思う。
今日はフィンランド式サウナをやることになりスタッフが準備をしている。 酒菜屋「大田」で飲んでいたメンバーはYHでさらに飲んでいる。 今日は遅くまでみんな起きていたようだ。ちょっと疲れが出てきたのでみんなよりは早く就寝。

写真集清里イーハトーヴYH Vol2


2月13日(火)
上空からの流氷
朝、やはり6時に起きる。顔を洗いにいくと先客が・・この3日間、毎朝同じ人の隣で顔を洗った。 お互い朝は強いようだ。
今日はいい天気だ。日の出も綺麗に見えそうである。カメラを持って斜里岳から登る朝日を見に行く。

写真集清里イーハトーヴYH Vol1

天気がいいので今日も熱気球に乗ることにする。今日で旅も終わるので朝食前に荷造りをする。 今日の朝食はご飯だった。しっかり食べて、準備を整え、8時5分、YHの車で出発。
今日、熱気球に乗るのは 人なので飛ぶのは「マッキンリー」だけだ。 ただ、一度には飛べないので前半と後半にわかれて乗る。 熱気球をあげる「小清水ランチサイト」に8時20分に到着。すぐに準備をはじめる。 昨日と同じように球皮をふくらませて8時50分に立ち上げ完了。
今日はパイロットとチェイサーが入れ替わってパイロットがヘルパーでチェイサーがペアレントだ。 8時57分、離陸。自分は後半に乗ることにしたので「マッキンリー」を下から見送る。 熱気球はどんどん上昇していく。 今日は晴れていて青空に「マッキンリー」のブルーが綺麗にはえる。 後かたづけを行って、チェイサーの車に乗り追跡を開始する。 地表と上空では風向きや風力が違うので少しずつ移動しながら状況を連絡しあう。 熱気球はチェイサーの指示に従って徐々に下降してくる。9時16分、小清水町11号9線に着陸。
今度は自分たちが乗り込み、9時19分離陸。ぐんぐん上昇していく。 晴れているので遠くまで景色が見える。 さらに上昇していくと進行方向前方に海が見えてきた。 海はほぼ流氷に埋め尽くされている。 昨日はたくさん熱気球が飛んでいて楽しかったが、今日は晴れているので景色がよく楽しい。 昨日の景色も楽しかったがやはり晴れている方がいい。 今日は雪原に熱気球の陰が綺麗にうつっていておもしろい。 9時33分、小清水町8号8線に無事着陸。昨日と違って今日の着地は優しかった。 すぐに片づけて10時10分、YHに戻る。

写真集熱気球 Vol1
写真集熱気球 Vol2
写真集熱気球 Vol3

今日は自分が11時45分の列車に乗るので飛行記録はあとで郵送してもらうことにした。 今日の飛行状況の説明を聞いて11時35分、YHを出発。清里町の駅まで送ってもらう。 何人か買い物のついでに駅まで見送りに来てくれた。

写真集清里イーハトーヴYH Vol2

11時45分。臨時列車の「マウントレイク摩周号」に乗り込む。みんな走って見送ってくれた。うれしかった。ありがとう。
列車は「トマム・サホロエクスプレス」を改造した3両編成で先頭の1号車と最後尾の3号車が指定席。 真ん中の2号車が自由席になっていた。大型の荷物入れがついているので荷物はそこに入れ2号車に乗る。 指定席はほとんど空席だったが自由席はほぼ席が埋まっていた。
2号車は進行方向左手の席は窓側を向いていて右側の席はテーブルを挟んだボックス席になっていた。
列車はゆっくりと雪原の中を進んでいく。 昔は列車で旅をしていたが、最近は車で移送することがほとんどなのでちょっと懐かしい気分だ。 雪原には時々エゾシカがいて車内のあちこちからそのたびに歓声が上がる。
13時5分、列車は標茶に着く。 このあと「SL 冬の湿原号」が標茶から出るのでかなりの人が降りる。 自分もSLに乗るのだが丹頂鶴を見るために茅沼まで乗車する。
13時22分。茅沼着。同じ考えの人たちが何人か降りた。

写真集マウントレイク摩周号

駅の近くには、丹頂鶴が数羽いる。ホームの近くでは3羽が餌を食べている。 ちょっと遠くにも3羽ほどいるようだ。その近くにはカメラマンが数人いる。 SLが来るまで写真を撮ったりしながらのんびり過ごすことにした。 天気もよく遠くには雄阿寒岳、雌阿寒岳、阿寒富士などが見える。
駅にあったノートを見ていると丹頂鶴はSLの汽笛が嫌いらしい。 本当にその為かどうかはわからないが、SLがやってくるちょっと前・・丹頂鶴はどこかに飛んでいってしまった。

写真集茅沼・丹頂鶴

しばらくすると「SL 冬の湿原号」がもくもくと煙を上げてやってきた。 乗車すると結構混んでいる。ほぼ席は埋まっていた。14時19分、大きな汽笛とともに茅沼出発。
列車の編成は、先頭から後ろ向きのSL「C11 207」、緩急車、1号車、カフェカーになっている旧型客車の2号車、3号車、4号車、緩急車だ。
車内ではレトロ風な制服を着た車掌が特製のオレンジカードを販売していた。 思わず買ってしまった。運がいいと記念品がもらえるのだが自分は当たらなかった。
SLの後ろについている緩急車からSLを眺めたり、旧型客車の中にある売店で地ビールを買って飲んだ。
15時10分、釧路着。いよいよ旅も終わりが近づいてきた。

写真集SL 冬の湿原号

まずは遅めの昼食を和商市場で食べる。 ご飯を買って、以前から何度か行ったことのある店で醤油づけのいくらを買ってご飯にのせて食べる。 昔、はじめていくら丼を食べたときはかなり感動したものだが、 最近は東京でもわりと手軽に味わえるようになってきたので思ったほど感動はしなくなった。でも、美味しかった。
おみやげも買って17時25分発の阿寒湖行きの阿寒バスに乗る。 バスは地元の人や旅行者でわりと埋まっている。途中での乗り降りも結構ある。 でも疲れが出てきたのかほとんど寝ていた。 18時14分、釧路空港到着。
おみやげをさらに買い足してJAS138便に乗り込む。席はほぼ満席だ。 よく見ると「マウントレイク摩周号」や「SL 冬の湿原号」で近くに座っていた家族連れがちょっと前の方に座っていた。 結構考えることは一緒なのかな。
飛行機は定刻19時10分出発。順調に羽田を目指す。夜景が綺麗だ。 羽田には定刻20時55分到着。
到着ロビーまではバスで移動だ。 早めにバスに乗ったので座ることができた。しかし、次第にバスも混んでくる。 ふと横を見ると昨日まで清里イーハトーヴYHで一緒だった人が立っていた。 ちょっとした偶然。でも、昔はよく列車などで誰かにあったりしたものだ。
ほとんど−10度以下だったところにいたので東京は暖かく(暑く?)感じる。
到着ロビーで荷物を受け取り家路につく。

写真集釧路・JAS138便


今回は内容の濃い充実したいい旅だった。 またいつか行くことを夢見て・・

長々と読んでいただきありがとうございました。
以上で2001年冬の北海道旅行の話を終わります。


お疲れさま・・

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